
側湾症の手術は、側湾がひどく、痛みなどの症状が重い時によく行われます。痛みなどを伴わない側湾症では手術をする必要性がなく、行われることはまずないはずです。
側湾症の手術では、背骨を強引に真っ直ぐにしボルトなどで固定するため、各部位の筋肉に多大な負担をかけます。今まで、側湾して状態の長さで安定していた筋肉が、まっすぐにされ、目一杯引き伸ばされたり、緩くなったりするわけです。
手術によってまっすぐにされた背骨は、ボルトの力によって、強制的に真っ直ぐを維持するわけですが、筋肉の作用は以前の側湾の形で作用するために、今までとは別の箇所で痛みが発症するケースがあります。
石川健康院の患者様で、手術を受けられた側湾症の方がみえます。手術後の3か月間、痛みが続きましたが、そこから半年間は痛みなく生活を送れたそうです。
その後手術から約1年ほどして、別の部位が痛み出したそうです。手術前は腰の痛みを訴えていましたが、現在では首の痛みと腰の両方が痛むそうです。
考えられることは、手術によって強制的に背骨をまっすぐにしても、痛みを作っていた根本的な原因は改善できていなかったということではないかと考えます。
根本的な原因とは、側湾症でも痛みがない時期があるため、側湾症自体が痛みの原因ではないと考え、痛みを引き起こしているであろう、別の原因のことをさします。